働き方改革で変化したこと

働き方改革とは、それぞれの状況に合わせて働ける体制を目指す改革のことです。
看護師は需要がある一方、辞める人も多いので人手不足が問題となっています。

働き方改革が行われたことで労働時間の上限が設けられる、正規雇用と非正規雇用の格差解消などの変化がありました。
労働基準法が改正された結果、医療機関ではICTの導入や電子カルテの使用など労働時間を短縮する動きが見られます。
パートやアルバイトなどの非正規雇用が増えているにもかかわらず、正規雇用と非正規雇用には大きな賃金格差が存在していました。
そのため、格差の解消を目指して労働内容が同じなら、それに見合う待遇を確保する同一労働同一賃金が導入されています。

今後は、労働時間の変化がなかった医療機関の労働時間を減らす工夫が求められるでしょう。
働き方改革が上手く機能せずに余計な仕事が増える、本来の業務に力を入れられなくなるデメリットも存在します。
労働時間が減ったことで、以前よりも患者情報を収集する時間が減ってしまいました。
重要な業務に時間を割くには無駄な業務をなくしたり、他職種に仕事を手伝ってもらったりなどの工夫が必要です。
残業するために管理者を探す時間も省けると、スムーズに取り組めるでしょう。

また、残業時間が減ったことで仕事が未完のままになる事態も起こっています。
労働時間をどう確保するかといった問題も解決する必要があるでしょう。
労働生産性を高め、時間内に予定の業務を終わらせることが欠かせません。